長文書くの何日ぶりやら

今日大学の課題とか一段落したので、「ハリー・ポッターと死の秘宝part1」見て参りました。まず感想を一言で言うと、面白かったです。ただまぁpart1なので不消化部分も多かったけど、そこは来年の夏に公開されるpart2待ちですかね。
とりあえず今回のレビューはハリー・ポッターを全く知らない人の為に、今までの話とか登場人物、用語などのハリーポッターの基本を教えようとも思います。そうすればこれからハリーポッターを見るのにハリーポッターの知識が乏しい人や、または1作品飛ばしてみてしまった人が今回の映画を楽しめるようにもしたいと思います(余計なおせっかいとか言わないで)。ネタバレ部分があるから隠しておきますけど、小説読んでれば関係ないよね?

概要

ぶっちゃけ言えば魔法ファンタジーもの。魔法だとかドラゴンだとか出きてFEと近い所もあるので、FEファンなら興味を大いに持てるような内容である。時代設定は現代のロンドンだが、普通の人間界と魔法界の二つの世界があり、二つの世界はパラレルワールドになっていると思えば良い。魔法少女ものアニメの鉄板でもあるが、気にしてはいけない。ただ普通の人間が魔法界の認識を持っている人は結構多く、普通の人間が魔法を学んだり魔法使いと結婚もできる。

登場人物

かなり色んな人物が登場しているが、基本的に以下の10人を覚えればおk。

  • ハリー・ポッター…本作の主人公。ハリーポッターを全く知らない人でも、彼がメガネが特徴の男の子である事は誰でも知っているだろう。あと額の右上に稲妻模様の傷があるが、これは赤ん坊の時に悪の魔法使いヴォルデモート(後述)によってつけられたもの。この時に両親をヴォルデモートに殺害されるが、両親がポッターに掛けた防御魔法のおかげでヴォルデモートの肉体のみ滅びる。そのため魔法界ではポッターは英雄といわれるが、逆に精神体のヴォルデモートやその部下に命をつけ狙われることに。今ポッターはそんな悪の魔法使い集団と二人の親友と共に戦っているという訳である。
  • ロン・ウィーズリー…ポッターの親友。準主人公的なポジション。名誉ある魔法使い一家ウィーズリー家の六男。赤茶色の髪でややぽっちゃりした体系。最近の作品では必ずと言っていいほどポッターと衝突することもあるが、なんだかんだいって元の鞘に収まるので大親友である。
  • ハーマイオニー・グレンジャー…ポッターの親友。メインヒロイン。マグル(後述)だが、魔法の腕は確かで秀才。しかしマグル出身ゆえに周りから軽蔑されることもしばしば。ポッターとロンの両方を気遣っている。
  • ネビル・ロングボトム…ハリー達の同級生。第1作から出ていたが、3人に比べやや影が薄め。かなり臆病な性格だが、やる時はやる子。part2では大活躍する。
  • ジニー・ウィーズリー…ロンの妹。ハリーの一つ年下で「秘密の部屋」では秘密の部屋に入り、ヴォルデモートの過去の幻影に捕らえられてしまうが、ハリーの活躍で助けられる。この頃からハリーを意識し始める。
  • アルバス・ダンブルドアホグワーツ魔法学校の校長。白色の長髪に長いひげが特徴の老人。魔法の実力は高く、悪の魔法使いとも戦い続けた伝説の魔法使い。要はFE風に言えば大賢者アトスである。両親を失いヴォルデモートの一団に命をつけ狙われているポッターを気遣い護っていた親代わりのような人であったが、前作でスネイプ(後述)に殺害されてしまう。
  • セブルス・スネイプ…魔法学校の教員の一人。漆黒のミディアムロングヘアーと服装が特徴。厳格でなお且つ冷徹な性格でポッターを目の敵にしている節も結構ある。だけどポッターを助ける事もあり敵なのか味方なのかよくわからない人物だったが、結局敵でヴォルデモートの手下。ただそれでも直接ポッターを殺そうとしなかったりと、やはり腹の底が見え辛いまだ謎の人物である。
  • ドラコ・マルフォイ…魔法学校の生徒の一人。ポッターのライバル的ポジションに位置する金髪の少年。性格は高飛車でなお且つ冷徹という、ポケモンで言えばサトシのライバル、シゲルとシンジを足して二で割ったような奴。父親も冷酷な性格である上にヴォルデモートの手下なので、こいつもヴォルデモートの一味に加わり完全に敵となる。ただヴォルデモートの一味に入ると何かに脅え、他の仲間の命令も躊躇するようになる。因みに前半の作品では腰巾着二人がいたが、最近の作品では完璧空気と化している(笑)。
  • ベラトリックス・レストレンジ…死喰らい人の女幹部。アズカバンに投獄されていたが、ヴォルデモートの復活とともに脱獄する。奇声じみた笑い方と口調が特徴の魔女でドSな所もある。シリウス・ブラックやドビーなど、ハリーにゆかりある人物を次々殺害している為、ハリーがヴォルデモートの次に憎んでいる相手。
  • ヴォルデモート…悪の魔法使いの親玉。幼少時代は孤児でありその時の孤独や憎しみが現在の彼を生み出したと言っても過言ではない。FEでいうガーネフやネルガルとかあの辺。特徴はスキンヘッズに鼻が無い。魔法界の完全征服および魔法界にいるマグルや半純血(後述)の根絶やしを目論むが、ハリーポッター一家の戦いでポッターに掛けられた防御魔法で肉体が滅びる。しかし分霊箱(後述)のおかげで精神体としてはまだ生存。部下を差し向けてポッターの抹殺および自身の復活を目論む。最終的には復活し、自分の部下も使ってダンブルドアを始めとして強力な魔法使いを殺害し魔法界の征服は成就するが、自分を倒す危険性があるポッターを引き続き抹殺せんとする。因みに本名は「トム・マールヴォロ・リドル」だが本人はこの名前をひどく嫌っている。魔法使いの間では「名前を言ってはいけないあの人」と呼ばれ畏怖されている。

用語

次は用語集。この他にも色々あるが、今回の映画を見るにあたってこれだけは知っておくとよいというものをピックアップしてみた。

  • マグル…魔法を使わない普通の人間の事。魔法使いも人間だが、この作品では生まれつき魔法が使えるものとそうでないもので分化していると考えた方が良い。マグルでも魔法を学ぶことは不可能ではない(例:ハーマイオニー)が、一部の魔法使いはその事に抵抗を持つことも多い。
  • 半純血…魔法使いとマグルの間に生まれた子供。FEで言う印着き。因みにポッターは半純血。魔法を学ぶマグルほどではないが、半純血も差別の対象となることも少なくない。
  • デスイーター(死喰らい人)…要するにさっきから言ってる悪の魔法使い達、ヴォルデモートの手下ども。スネイプやドラコもこの集団に入る。黒い煙が尾を引くように移動するのが特徴。装束も黒が基調。幹部クラスの魔法力はかなり高い。
  • 不死鳥の騎士団…デスイーターに対抗すべくダンブルドアが組織した正義の魔法使いの集団。しかし主だった強力な魔法使いはデスイーターに殺害され、ダンブルドアも殺害されているので半壊状態になっている。因みにスネイプもこのメンバーであったこともある。
  • リジュース薬ハリーポッターシリーズではおなじみの薬。他人に変身する薬。当然薬の効果が切れる時間があり、切れれば元の人間に戻る。
  • 分霊箱…別名ホークラックス。魂を魔法で分裂させて、その断片を保存する為の特定の物品の事を言う。保存する物品は本でもロケットでも何でもよい。この魔法を使った者は肉体が滅んでも、これらの箱があれば精神体として活動し死ぬことはなく、何らかの復活魔法で肉体を取り戻すことも出来る。砕けていってしまえば不死の魔法である。ヴォルデモートはポッター一家との戦いで最終的に敗れ肉体は滅んだがこの箱のおかげで死なずに済み、部下の策略で肉体を取り戻し復活する事が出来た。つまりヴォルデモートを完全に倒すには、このいくつもある分霊箱を全部壊さないといけないのだ。
  • クィディッチ…一応今作では言葉として出てくるだけなのだが説明しておく。要は魔法界で流行ってるスポーツ。箒に乗ってサッカーのようなアメフトのようなことをする。お邪魔ボールや取ると高得点が取れる高速で動く金の玉とかがあるが、詳しいルールはググれ。ポッターは魔法学校の部活のメンバーの一人。

今までの作品

今までの作品の大まかな内容。今回の映画「死の秘宝」に関連する部分は太字であらわす。基本的に小説版準拠だが、カットされているところも結構ある。話的には第1作「賢者の石」〜第3作「アズカバンの囚人」まではヴォルデモートの部下との対決が主でハッピーエンドで終わるが、第4作「炎のゴブレット」以降はヴォルデモートが復活したことがあり、結構死人が出てバッドエンドが多くなる。

1.賢者の石

ポッターが魔法学校に入学、ヴォルデモートの事も初めて知ることになる。第1作だけあって学園生活が中心で、ポッターがクィディッチで金の玉をとらえて優勝した。また初めて賢者の石を使ってヴォルデモート憑依した魔法学校の教授を倒す。

2.秘密の部屋

ポッターが屋敷しもべ妖精のドビーと出会う話からスタート。秘密の部屋に行き、ヴォルデモートの過去の幻影とグリフィンドールの剣を取って戦い勝利。ヴォルデモートの分霊箱の一つを破壊する。ジニーがハリーを意識し始めるのもここから。

3.アズカバンの囚人

ポッターが冤罪をかけられ監獄アズカバンから脱獄したポッターの名付け親シリウス・ブラックと出会う話が主。ポッターは彼の脱獄を手伝う。ヴォルデモート自体は関わってこないが、デスイーターが初登場する。

4.炎のゴブレット

魔法学校同士の競い合いみたいなものがあって、そこに本来年齢的に出場禁止されていたはずのポッターまで出場する事になる。実はこれはヴォルデモートの手下が仕組んだ罠であり、最終的に罠にはめられヴォルデモートが復活。クィディッチ部でポッターの先輩だったセドリックが殺害されてしまう。

5.不死鳥の騎士団

ヴォルデモートの脅威が甦った中、ポッターがデスイーターからの防衛とはいえ魔法界での法律違反を起こし裁判をかけられてしまう。ダンブルドアがポッターを弁護しなんとか無罪になるが、その時のアンブリッジとか言う判事のオバハンダンブルドアを追い出し理事長に就任し、防衛魔法を禁止する。ポッターは彼女の目を盗んでデスイーターに対する防衛を教えるが、そうしていくうちにヴォルデモート直属のデスイーター幹部と激突。ダンブルドアや不死鳥の騎士団のおかげで助かるが、シリウス・ブラックがベラトリックスに殺害されてしまう。最終的にアンブリッジは失脚する。

6.謎のプリンス

ダンブルドアがハリーにヴォルデモートとデスイーターとの戦いでハリーに助力を求めに来る。ヴォルデモートの分霊箱の秘密を彼に教え、何とか分霊箱のもう一つの破壊に成功するが、デスイーター側についたドラコとスネイプの奇襲を受け、ダンブルドアが死亡する。その後ポッターは彼の遺志をついでヴォルデモートの分霊箱を全て破壊する事を決意する。