12年の時を経て復活せよ大地の化身 その5

進捗状況:第2回殿堂入り完了。
この時の手持ちポケモンはこんな感じ(太字はメガシンカ可)↓

今回はエピソードΔなどのネタバレ部分が多いので、その部分は「続きを読む」(有効な場合ですが)で隠しておきます。
※以下ネタバレを含みます。閲覧には十分注意してください

雑記

時系列

まず、皆さんが(というか俺も)一番気になっているのはなんといっても時系列だろう。メガシンカなんてシステムが出てるわけだし、誰もがXYと同時系列だと考えるだろう。
しかし、ORAS中に断片的に出ている証拠を紡ぎ合わせると、時系列的に一番古いという可能性が出ているのです。
まずわかってる範囲での時系列、証拠は脚注で解説↓

  1. ファイヤーレッド・リーフグリーン(赤緑)・エメラルド*1
  2. ↑の2年後、ハートゴールドソウルシルバー(金銀)・プラチナ*2
  3. ↑から数年後、ブラック・ホワイト*3
  4. ↑↓の間ぐらいにXY*4
  5. ↑↑からさらに2年後、ブラック2・ホワイト2*5

んで、今回のOR・ASを一番古いといえる証拠は以下の通り。

  • ポケナビの電話機能(エメラルドでいうエントリーコール)が開発中であること
  • バトルフロンティアが建設中で、エニシダがチューブクイーンのアザミをスカウトした直後であること
  • ダイゴが近々チャンピオンを降り、ミクリに譲ることを言及

つまりこの時点で、エメラルドより前ということがわかる。加えて、

  • ゴニョニョの動きって特徴的だよねぇ。僕も一緒に踊りたくなっちゃうよ。」と言う幼児がいる←ティエルノ?
  • 海の博物館に「ロイヤルイッシュ号、完成は〜年後を予定」(〜の部分はかすれて読めない)

ということから、ティエルノが幼いぐらい過去であるということが推測できる。
時系列考察では一番過去というのがしっくりくるが、そうなると腑に落ちないのがメガシンカというシステムが数年間秘匿されていたことになる。まぁ、もしあの幼児が本当にティエルノだとしたらそんな幼いころの記憶なんて忘れているだろうし(というより彼はメガシンカに無関心という傾向がある)、ここ以外の地方の悪の組織はロケット団だのギンガ団だのプラズマ団だの危ない組織ばっかりなので秘匿せざるを得ないのも頷ける気はする。

原作との相違点

エピソードΔ(デルタ)

エピソードΔは1回目の殿堂入りクリア時に発生するストーリーのこと。レックウザに関するストーリーとなっています。
話の流れをざっくり説明すると…、まずホウエンに隕石が衝突しそうであることが判明します。そこで、デボン側は3000年前のカロスの最終兵器のエネルギーを使って隕石を他のどこかへ移すワープ装置を開発した。
一方、隕石の衝突を事前に察知していた流星の民(レックウザに通じる一族のこと)ヒガナは、レックウザで隕石を止めようとマグマ団に潜り込んでいた。実は、レックウザを呼び出すためには2通りあり、グラードンカイオーガを覚醒させそれを止めるために呼び寄せるか、キーストーンを必要数集め流星の民が祈りをささげる。この時点で察しがいい人はわかるかもしれないが、マツブサグラードンの覚醒方法を教えたのは彼女ということになる。
んで、そんな彼女はワープホールで隕石をどこかへ飛ばす(どこへ飛ぶかはわからない)ことを断固反対する。理由としては、XYをやった人ならわかるかもしれないが、そのエネルギーがポケモンの生体エネルギーという生物学的な倫理に反すること、加えて隕石衝突の対策ができない生命体のいる所にワープさせたらどうなんの?ということ。まぁ、言ってることはわからなくもないが、上述のことをしでかした彼女が言う資格があるのかどうか。とはいえ、何もしなかったら結局グラードンが暴れる以前に隕石でホウエンが滅ぶので、難しいところではある。
だったら最初からレックウザを呼び寄せるためキーストーンを集める後者のほうをやればよかったのじゃないか?とおっしゃる人も多いでしょう。その通りです、グラードンが捕獲されたので彼女はこっちにシフトしたわけです。最初からそうしろとか言わないでください。忘れがちだけどキーストーンは滅多に見つからないという裏設定があるので、長時間かけてキーストーンを集めるよりは前者のグラードンに暴れてもらうのほうが早い段階でレックウザを呼び出せるのです。因みにキーストーンは探し回るのではなく、持ってるトレーナーから奪うというこれまたどうなんだという手段で集めます。
まぁそんなこんなで紆余曲折を経て、レックウザを呼び出すことに成功。でもレックウザは生身では隕石を破壊することはできないため、「ガリョウテンセイ」という技を覚えてメガシンカする必要があります。因みにここから先、レックウザ捕獲からレポートなしで3連戦になりますので注意。1戦目はレックウザの捕獲、2戦目はレックウザのウォーミングアップとばかりにヒガナと対戦、そして3戦目は宇宙に飛び立ち隕石を破壊、その中から出てきたデオキシスと戦うことになります。そう、つまりストーリー中で幻のポケモンデオキシスが捕まえることができるのだ。メガレックウザデオキシスの戦いはちょうど10年前の「裂空からの訪問者」の構図になるので圧巻です。とはいえ、3連戦なので捕獲に失敗(倒す、逃げる)してリセットもし辛い環境ではあります。でもご安心を、もし捕獲に失敗しても殿堂入り後にレックウザに隕石を壊された恨みとばかりに「空の柱」をジャックしているので、準備を整えてまた捕獲に臨みましょう。
これでエピソードΔの話は終了です。最後にヒガナはボーマンダナイトを託して、これまでの罪を償うかのようにどこかへ消えてしまいます。

メガレックウザ





レックウザメガシンカした姿。メガシンカなので姿は変わっており、突出した牙(?)とメガシンカ前の模様のようなヒゲが特徴的で、まさしく東洋竜を連想させます。このひげがしっぽの部分と合体することでΔの文字を形どります。
能力面はHP以外どれもまんべんなく伸びますが、突出して伸びたものはなく一見すると平凡に思えます。でも色々なことを考慮すると能力上昇はこのぐらい抑えられていたほうがいいのかもしれません。
まずメガレックウザの強力なところは、特性の「デルタストリーム」。これは平たく言えばメガレックウザが場に出ている間、飛行タイプに効果抜群がとれなくなるということです。ただし、弱点がなくなるのは飛行のみなので、第2タイプの弱点は消滅したわけじゃない(例えばレックウザの場合、ドラゴン、氷、フェアリーで弱点を撮られる)ので注意。つまり、ファイアーエムブレム風に言えば、アイオテの盾やデルフィの護りみたいなもんで、飛行系の弱点は消えるけどドラゴン系の弱点は消えないっていう感じです。そう考えれば。ダブルで相方にレックウザがいれば、飛行単色、ノーマル・飛行、電気・飛行タイプは実質弱点なしということになります(※私が効果を誤解してたらすぐにコメントしてください。)。
もう一つ、皆さんあれ?と思ったことがあるでしょう。そう、メガシンカするためにはポケモンがメガストーンを持つ必要がありますが、メガレックウザにメガストーンは存在せず、自由に道具を持たせることができるのだ。道具が限定されないのはメガシンカポケモンにとって言えば大きなアドバンテージであり、メガシンカポケモン全般が弱い状態異常を木の実で直したり、抜群威力を半減する木の実を持たせたり、こだわり系で能力補強もできるということである。ただし、タダでメガシンカできるわけではなく、レックウザの場合メガストーンの代わりに「ガリョウテンセイ」という専用技を覚えさせる必要があります。これは飛行タイプの技で、威力が高い物理技だが使うと防御面が落ちる、要するに飛行タイプ版インファイトです。忘れてしまった場合でも流星の滝でヒガナの親族が思い出させてくれるので安心です。

その他
  • 空の柱のBGMが変更。エメラルドにおけるレックウザ降臨のものになっている。
  • 空の柱の構造も変更。建物自体が三角柱になり、マッハ自転車が無いと通れない穴も削除。
  • マグマ団とアクア団がエピソードΔ後も解散せず消息不明にならなくなった。それどころか、バトルハウスのマルチでの助っ人にマツブサアオギリが来ることがある。
  • バトルタワー(バトルフロンティア)のエリアがバトルリゾートという名称に変更。バトルフロンティアは開発中で、XYと同じくバトルハウスがある。
  • バトルシャトレーヌ4姉妹(バトルハウスのブレーンのこと)がホウエン出身であることが判明。まぁ、確かに全員なぜか熊本弁だし、ある意味謎は解けた。
  • ハギ老人とゲンジが顔見知りであることが判明。これによりゲンジの副業も船長であることが確定した。
  • ミツルと再戦できなくなった。一応条件を満たせば可能だが、その条件がかなり厳しい(という話)。
  • 2回目以降の四天王とチャンピオンが強化。第4世代以降のポケモンも使用し、全員が切り札をメガシンカさせてくる(勿論キーストーンとメガストーンを与えたのは大誤算)。因みにレベルは1回目から+20されている(全員Lv70代)。
  • エピソードΔクリア後にジョウト御三家、2回目の殿堂入り後にイッシュ御三家が博士から貰える。因みにこの時毎回初回と同じくポケモンに襲われますが、特にイッシュ御三家をもらう際は構図がシュールw。

感想

とりあえず、最初は前情報でキャラデザインの変貌やらで引きましたが、実際にプレーしてみて面白かったです。メガシンカの導入でストーリーも新・紋章の謎並にどれだけ改編されるのかも心配でしたが、そこまで原作のストーリーを崩してなかった点もよかったです。まぁ、片や新システムの導入、片や新主人公の導入なので、その時点で改編のレベル差はありすぎなんですけども…。他にも評価点を挙げるとすれば…

  • ポケセンとショップが分化、四天王が順番通り挑戦など、原作固有の特色がそのままだった点
  • 隠れポケモンと忍び足で夢特性を割と入手しやすくなった
  • コンテストやひみつきち要素を、第4・5世代のシステムも交えつつ復活
  • マッハ自転車がないと通れない穴が完全に削除
  • サファリゾーンの自由化
  • やっぱりリメイクBGMが神
  • メガストーンが割と早い段階から特に制限なし(メガリング強化後だとか、午後8時代だとかなしで)で入手できる
  • ピジョット、スピアーなどの初代不遇組のテコ入れ
  • メガラティに乗って大空を飛べる(空を飛ぶイラネ)
  • 1回目殿堂入り後の追加バトルが神だった
  • マツブサアオギリがバトルハウスの助っ人に来てくれる
  • 他世代の伝説ポケモンが入手可能
  • デオキシスが入手可能
  • 他世代の御三家(第4世代はどこで入手できるか確認できてないが)が入手可能

逆にマイナス点を同じぐらい挙げるとすると…

  • からくり屋敷のからくりの数、ニューキンセツエリアの削減、キンセツゲームコーナーの廃止
  • お着替えピカチュウの役立たずさ。ライチュウに進化しないどころか、遺伝もできないって何よ…orz。

…ええそうですよ。不満点のほとんどはフライゴンですよ!!まぁ、俺はどちらかというとフライゴンよりもガブリアス派なんですが、それにしてもこの苛めはひどいと思いますよ。個人的にはブースターの唯一王を超えたと言っても過言ではないでしょう。ブースターは不遇時代でもそのもっふもふでめんこい容姿から未だに定期的にグッズが出て根強い人気があるのに、フライゴンの場合殆どないどころかガブリアスのほうが多いという現実ですから…(涙)。
それと、太字で表したようにORASの新メガシンカポケモンがXYに連れていけないっていうのが不満。スピアーとかピジョットとかXYでも序盤に出てきて、メガシンカしてカロスで暴れさせたかったのにものすごく残念。データがないからなんだろうけど、更新データ配布という手だってあるだろうに。そこはXYのマイナーチェンジ版(多分Z?)待ちなんだけど。
そして何よりも、殿堂入り後にハルカやジムリーダーとバトルできないのは改悪だと思う。ジムリーダーはエメラルドでは再戦できたのに、なんでここで廃止されたのかわからない。それと、御三家ライバルと再戦できないという原作順守はいらなかったと思う。確かにルビサファの御三家ライバルは図鑑集めが本分で、ポケモンの育成に力入れてない節もあるけどさぁ…。ラストがライバルとの神バトルだっただけに、あれが何度も挑戦できないのが残念すぎる。
とりあえず、ORASの攻略記事はこれでお終いのつもりです。AS(アルファサファイア)も買って見たいけど、買ったとしても特別ブログに載せるわけでもなし。というわけで次の更新は(出るかわかんないけど)XYのマイナーチェンジ版ってとこでしょうかね。(いつになるのやら…)

*1:ニシキとマユミにつながりがある。

*2:シロナなどプラチナのキャラがHG・SSに来ている。

*3:シロナがプラチナ世代を数年前と言及している。

*4:プラズマ団が暗躍中であること、アクロマがカロスに来ていたことが言及。

*5:説明不要。至る所で「2年前…」というセリフが聞ける。