アメリカーッッッ!!!

どうも皆さん。ご無沙汰しております。去年の大晦日から更新しておらず、実に半年以上経ったと思います。
この間は研究や就活で忙しくしておりました。特に就活は、お祈りメール不採用通知)を何十社からも突きつけられて、何回心が折れそうになったことやらorz。しかし、これでへこたれずに粘り強く就活を続けていった結果、7月の頭に
内定を得ることができました!
いやぁ〜、長い戦いだった。
しかも入った会社が自分に一番マッチングしていたので、なんだかんだで結果オーライでした。とはいえ、私の同期でまだ就活している人もいて、研究がどうにもならなければ元も子もないので、ここで浮かれるわけにはいきません。でも、就活・研究・猛暑という三重苦から解放されたのは純粋に嬉しいです。この真夏の猛暑の中、暑いスーツ来て就活して街を歩き回るより、私服で研究をコツコツとやるほうがずっと楽です。
さて、話は就活から少しそれますが、私は7月の下旬に学会発表で1週間ほどアメリに行ってまいりました。んで、これにうちの家族が便乗して俺の内定祝いについでにアメリカ旅行を一緒に行こうと言い出しました。まぁ、自分も長い就活を終えてリフレッシュしたい気分もありましたし、家族の提案に乗りました。来年から社会人で。家族旅行できる機会もそうそうできなくなるだろうし。以下、その旅行のレビューです。

概要

まず、アメリカと一口に言っても広いわけですから、どこへ行ってきたんじゃいと言いますと…

ラスベガス!
…ちょっと、なんですかその顔は?本当に学会に行ってたのかだって?ギャンブルしてたんじゃないかって?ラスでやる学会に出たんですよ!
まぁ、とにかくまずラスで学会発表を済ませた後、親と合流していろいろと観光に行きました。考えてみれば俺がアメリカ大陸の本国に来たのはこれが初めてです。いや以前にもアメリカには2回ほど来ていますが、1回は高校の語学研修でデトロイトで降りた後すぐ国境越えてカナダに行きましたし、2回目はハワイでアメリカ大陸ではありませんでしたからね。

ラスベガス

まずラスベガスですが、知ってる人も多いでしょうが、周りは砂漠に囲まれたさながらオアシスのような街です。日本からラスへの直行便はありません。ロサンゼルスかサンフランシスコで飛行機に乗り継いでいけます。飛行機に乗ってる時に外を見れば本当に砂漠に囲まれた都市というのがわかります。ちなみにアメリカの砂漠は、サハラのような一面中砂だらけではなく西部劇に出てくる荒野のことです。
ラスベガスと言ったらギャンブルが真っ先に思い浮かぶ人もいるでしょう。それは否定できません。ラスベガスのホテルはどこ行っても1階部分がカジノとなっており、挙げ句の果てには空港にまでスロットが設置されています。俺も1ドルだけスロットに使いました。スロットも日本と異なり、日本ではたいていタイミングよくボタンを押してマークを3つ揃えますが、ラスではレバー1回引いただけで3つのマークすべてが決まります。…これじゃ当たらず、どっぺリはまってしまうわけです。
しかし、ギャンブルだけがラスの見所ではありません。あちこちで行われているショーも魅力の一つです。詳しくはガイドブックを買って読んでみてください。ちなみに私はシルク・ドゥ・ソレイユを見に行きました。これはお勧めです。

そしてなんといっても夜景がきれい。↑はラスで一番高いところから見下ろした風景です。ネオンが色とりどりに輝いております。

ホースシューベント

ラスの学会が済んだら、家族と合流していよいよアメリカ西部観光です。まずは「ホースシューベント」に行きました。名前聞いてもピンとこない人も多いかもしれないが、この写真を見ればわかるはず↓

これはいくらなんでも見たことある人が多いでしょう。そう、これがホースシューベントです。写真からじゃ実感できないがなんとここから下の川までの高さは400m!東京タワーよりも高いです。

モニュメントバレー

その後は、モニュメントバレーに行きました。これも名前だけじゃわかんないかもな…。

この風景はもういろんな西部劇で見ているはずです。そう、これがモニュメントバレーです!写真じゃ分からりづらいかもしれませんが、とにかく圧巻でした!

↑モニュメントバレーの朝日

グランドキャニオン

モニュメントバレーの次は、いよいよグランドキャニオンです。これはもうみんな名前でわかるでしょう。アメリカ西部行ったらここに行かない理由なんかありません。

↑これはグランドキャニオンの一部。しかし、これで谷底まで一番低いところです。

↑一番深いところでこんな感じです。さっきとあまり変わんないじゃんと思うかもしれませんが、深すぎて谷底の川が見えないのです!

因みにグランドキャニオンにはリスをはじめとした動物が生息しています。上の写真はしつこくスマホを構えながら追い掛け回して運よく取れたものです。
因みにガイドブックでは、ラスベガスからグランドキャニオンの間は近そうに見えますが、車で2〜3時間はかかります!

セドナ


グランドキャニオン観光の後は、セドナに寄りました。セドナはわかんない人も多いかもしれません。グランドキャニオンより南にあるパワースポットの街です。岩山はモニュメントバレーに近いですが、緑も多いのが違いです。
まぁ、こういう感じで私のアメリカ旅行は終わりました。もちろん楽しかったですよ。でも、アメリカは当然ながら日本とは感覚が思いっきり違います。なので、ここからは余計なお節介かもしれませんが、みなさんがアメリカに旅行する際の注意事項的なものを書きます。

アメリカ旅行の際の注意

入国審査

まずアメリカへの入国ですが、かなりとは言わないけど厳しいです。アメリカは12年前に9.11が起き、今年の4月にもボストンマラソンで爆発テロが起きたので、こういったものに非常に警戒しております。そのため、税関の審査官はめちゃくちゃ威圧してきます。多分アメリカ着く前に飛行機内で税関に関するアニメビデオが流れますが、そこにあるように審査官はにこやかにすることは一切ありません。なので、審査官の威圧に圧倒されないこと。質問も幾つかぶつけてきますが、基本的に変なこと言わずに簡潔に言えば通してくれます。あとは指紋認証と顔認証もして晴れて入国です。
それと税関ですが、飛行機内もしくは空港に着いたら紙を渡され、それに必要事項を書いて審査官に渡します。英語が苦手な人のために言いますと、ただの観光目的で大した飲食物を持っていなければ、紙の質問項目には基本的にNoにチェックしてください。チェックイン後に日本の空港の売店や機内で買ったものは基本的に免税なので、それもNo扱いで結構です。

英語

現地での英語についても、これまで日本で学んで来たものとは一味違うことを注意されたし。というののも、アメリカ英語はクセがあって、おまけに早口なので中々聞き取りづらいのだ。しかもそのせいかどうかは分かんないけど、こっちの英語も向こうには誤認識されてしまうことも多い。自分はTOEICで600点ぐらいとったし、いままでの海外旅行も自分の英語力でなんとかなったので今回も大丈夫だろうと思いましたが、見事にボロボロにされました…orz。
とはいえ、全員がこのクセのある英語で話しているわけではありません。例えばヒスパニック系やネイティブアメリカンの英語は非常に聞き取りやすく、こちらの言うことも通じます。また俺が見に行ったシルク・ドゥ・ソレイユの司会はフランス人でその人の英語も普通に聞き取れました。クセのある英語をしゃべるのは現地の白人と黒人だけのようで(それでも全員じゃないが)、巷では英語ではなく米語と呼ばれているみたいです。

現地で

ラスベガスは周りが砂漠なので、今この時期に行こうとするととにかく暑いです。おまけに乾燥していて汗もすぐ蒸発してしまいます。こまめに水分補給してください。外はかなり暑いですが、ホテルの中はギンギンに冷えております。実はこの温度差でグロッキーになる観光客も多いとか。日焼け防止も含めて、ちょっと暑いかもしれないがラスを歩き回るときは長袖・長ズボンで行動したほうが吉。
現地のアメリカ人を見ると、刺青入れている人が多く街中を闊歩しています。日本だと刺青はヤクザを連想させますが、向こうの人はおしゃれのつもりでやっています。なので刺青が目に入っても、まじまじと見たり偏見の眼差しはせずに、そっと視線を外しましょう。
チップに関してですが、ファーストフード以外のレストランやタクシーは、代金の15〜20%ぐらい上乗せして払いましょう。もちろんお釣りは無しで("No chage"か"Keep your chage"と言えば「お釣りいらない」になります)。荷物を運ぶ人やベッドメイキング、ビュッフェで皿を下げる人に対しては1〜2ドルお札をあげましょう(もしくは枕元かテーブルに置く)。因みに1ドル札ですが、日本における約100円硬貨に相当するので、帰国後換金ができません。なので優先的に1ドル札はこういうチップで消費してしまいましょう。
アメリカの肉はとにかく塩っ辛いです。特にチキンやソーセージといった牛肉以外のものに塩気が多く感じられるでしょう。でも、暑い中の塩分補給と考えれば…。そして飲み物ですが、すでにいろんな掲示板でネタにされていますが、アメリカのSサイズは日本のLサイズに相当します。なのでマックやスタバで飲み物を頼むときは必ずSサイズにしましょう。またコーヒーはめちゃくちゃ熱いです。日本の感覚で飲むとやけどしますので注意。
ラスでシルク・ドゥ・ソレイユのショーを見るときは、なるべく後ろの席を予約して見たほうがいいかも。前の方がいいと思われがちだが、前に座っていると道化に絡まれるので注意。因みに道化の内容は、前の客席にポップコーンをばらまく、前の席の人間を選んで恥ずかしい格好をさせる、カップルや夫婦を選んで男を軟禁し女と堂々と不倫する等々…である。とはいえ、俺が見た感じでは道化に絡まれたのは白人だけ(サクラの可能性もなくはない)のようだが、だからと言って俺らアジア人が絡まれないという保証はできない。アメリカ人はこれ見て笑って拍手している(いわゆるアメリカンジョーク)が、到底俺ら日本人がやられたら笑い事じゃすまないだろう…。
ホースシューベントや一部のグランドキャニオン、モニュメントバレーの崖部分には柵がないところがあります。理由は柵があるのに事故が起きて賠償されるのが嫌だから、自己責任にしているとかなんとか…。なので写真撮る際は足元に十分注意しましょう。特に崖の先端からは最低でも1mぐらい離れること。

ちなみに郊外はサンダーストーム(夕立ち)に遭遇することもあります。遠くから見ると上の写真のように雲から薄い灰色のモヤみたいなものが出ていますが、これがそのサンダーストームです。しかし、ものの30分でおさまるので、怪しい雲が見えたらすぐに車や建物で雨宿りしてやり過ごしましょう。
一番めんどくさいのは単位の違い。日本では国際基準のメートル、グラム、摂氏を使っておりますが、アメリカではなぜかフィート、オンス、華氏が使われています。なのでお土産で服を買うときや食事の肉の量、ホテルのエアコン温度の設定も面倒。単位の変換法が載っているガイドブックを買うか、スマホ持ってる人は単位変換のアプリをダウンロードしておくと楽。因みに…

  • 1フィート…約30.48cm
  • 1オンス…約28.35g
  • 華氏…摂氏の温度を9/5倍して32をたす

です。
このくらいかな。まぁ俺のブログなんかよりガイドブックの方が詳しいので、アメリカ旅行する際はそれを携帯していってください。
さて、次のブログ更新は、近日中に神速のゲノセクト ミューツー覚醒」を見て、そのレビューをすると思います。