光輪の超魔神

今年もポケモン映画の季節がやってまいりました。ポケモン映画といえば、劇場で配信される主役級ポケモンと、前売り券の特典でもらえる伝説ポケモンがもらえます。早速、昨日映画を見に行ってついでにこれらもゲットしました。

フーパ

今年の映画の主役級ポケモンフーパです。空間を操り、リングを通して別の場所に繋げる能力を持ちます。なんだかパルキアと喧嘩になりそうな能力ですが、ディアルガのほうもセレビィとすでに喧嘩状態になってるので、パルキアにも同じ喧嘩相手ができてしまったと考えれば良いかも。因みにそんなセレビィとは身長が大体同じ、ディアルガパルキアと二世代ギャップが存在する、4倍弱点を持つなど、結構共通点が多い。

これがフーパの外見と能力です。タイプはエスパーとゴーストタイプというこれまでにない組み合わせで、当然ながら悪タイプとゴーストタイプの攻撃が4倍弱点となります。能力は攻撃と特殊関係はかなり高いですが、防御は紙です。間違っても辻斬りとかゴーストダイブをやってはいけません。
フーパシェイミと同じく、あるアイテムを使うことで異なるタイプと外見にフォルムチェンジします。それが下の「解き放たれし姿のフーパ」。

いかにも魔神のような姿となり、タイプもカラマネロと同じエスパー・悪タイプに変化します。身長や体重もかなり激増しています。当然能力もHPや守備関係意外は上がっていますが、外見がこれだけごつくなったのに守備が相変わらず紙です。手ごわそうだからといってメガホーンやシザークロスを使ってはいけません。やめてください、死んでしまいます。
この姿になるためには「いましめのツボ」をフーパに使う必要があります。元の姿に戻る条件はリアルタイムで3日経つか、ボックスに預けるかの二つです。なお、正式名称は「解き放たれし姿のフーパ」ですが、長いので以下「魔神フーパ」とします。
専用技の異次元ホールはエスパータイプの技で守るや見切りを無視するという強力な技です。ただ、エスパータイプなので悪タイプには効かないのはご愛嬌。

あらすじ

さて、ここからは映画のあらすじをネタバレにならない程度にレビューします。
今回の話では一昔前に魔神フーパが色々な伝説ポケモンですら手玉にとって負かすなど、その力に溺れて暴れてしまいます。そこである人物が「いましめのツボ」を使い魔神フーパの能力を封印し、ちんまいいつもの姿のフーパに様々な「戒め」を教えます。このとき、フーパはその戒めによって自力でリングを潜り抜けて別の場所に行くことができなくなっています。フーパは徐々に戒めを学んで成長しますが、一方で封印された魔神の力のほうは欲望に忠実かつ封印されたことに対する怒りを増幅させた別の人格として形成されます。
あれから何十年か経った後、フーパの力を封印した人物の曾孫達は今のフーパなら力を解放してやっても良いと考えますが、当のフーパはその魔神の力の人格に書き換えられることを恐れてしまい、しばらくはツボをフーパから遠ざけます。ところがツボを宝物だと勘違いした空気を読めないロケット団がツボを開けてしまい、フーパが魔神化しそうになります。その場に居合わせたサトシたちの尽力でフーパは魔神の人格を拒絶することに成功しますが、魔神の人格が別個対として乖離しその影響でツボが壊れてしまいます。
魔神フーパは今のフーパの人格を殺して融合しようとフーパを狙ってきます。そこでツボを復活させる組とフーパを守る組(最もサトシとフーパだけだが)に別れます。このとき、フーパとサトシは魔神から逃げ回るためにメガラティオスメガラティアスメガレックウザメガレックウザはともかく、メガラティオスメガラティアスはキーストーンなしでメガシンカしますが、深く突っ込んではいけません)を召喚し、対する魔神も確実にフーパを殺すためゲンシグラードンゲンシカイオーガディアルガパルキアギラティナキュレムキュレムはホワイトキュレムとブラックキュレム交互になれます。こちらも色々アイテムやポケモンが必要になりますが、深く突っ込んでは(ry)を召喚し、伝説のポケモンを巻き込んだ壮絶な攻防戦が幕を開けます。
果たして、この攻防戦の行方はどうなるのか?そして伝説のポケモンを呼び出しすぎたがゆえにラストに思いもよらない展開が待ち受けます。ここでウルッと来るところがありますので、是非とも自分の目で確かめてください。

感想

伝説のポケモン同士の戦いは当初は「ルギア爆誕」と同じくごちゃごちゃになって終わると思ってましたが、その予想に反して結構面白かったです。
やっぱり構図として善と悪二つにきれいに分かれていたというのが綺麗で、バトルもトランスフォーマーを連想させるものばかりでよかったです(トランスフォーマーのパクリだって言ってしまえばそれで終わりですが…)。どこら辺がトランスフォーマーっぽいかというと、

  • 敵(魔神側)の戦力が味方(フーパとサトシ)の倍ぐらいあり、味方が防戦一方になり緊張感が増す
  • 敵同士の連携が取れてなく、敵の技を食らって敵が自滅するパターンがある
  • 上記の事態が起きても司令官(魔神)配下なので、敵同士で喧嘩することがない

といったところでしょうか。唯一の決定的な違いは味方側が敵陣営の命を奪わないことです。まぁ、そりゃそうだろうな。戦いに巻き込まれたポケモンの命奪ったら、PTAから苦情が来る子供が泣いちゃうよ。
トランスフォーマーが好きな人なら十分に見ごたえあったと思います。後最後にちょっとなけるところがあるので、そこもひっくるめて見る価値は十分あると思います。
因みに今回の前売り券の引き換えポケモンは、魔神が召喚したグラードンカイオーガディアルガパルキアギラティナキュレムのうちから一つ選ぶというもの。どれも特別な技をもっていたり夢特性だったりします。私は即興でディアルガを選びました。第4世代ではディアルガに惚れてダイアモンドを選んだ思い出補正もありますが、グラードンカイオーガORASで入手できますし、パルキアギラティナキュレムフェアリースキンニンフィアの破壊光線で塵と化すディアルガでも耐え切れるか怪しいですが)ので消去法でディアルガにしました。