ポケモン新世界記 第23日(サンムーン編最終)

皆さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
新年のあいさつも終わったところで、1か月ぶりにポケモンサンムーンの最終レビューをしたいと思います。1か月も間が空いてしまった理由については後で説明します。
今回は紹介しきれなかった特殊なポケモンや、ポケモンリーグの新要素、そしてサンムーンの総括をしたいと思います。
もう攻略本も発売されていますし、特殊ポケモンや新要素については「続きを読む」で隠したりしません。ただ、総括は個人的な意見を含むので、そういった個人の評価が気に入らないor見たくないという人のために「続きを読む」を設けます。

ポケモン

サトシゲッコウガ



アニメ版ポケモンXYでのサトシの切り札であるゲッコウガ。このゲッコウガメガシンカに近い変身をすることで話題を集めていました。
そんなサトシゲッコウガですが、なんとサンムーンで実装されることになりました。たまぁにあるアニメ、映画版からの逆輸入です。
入手方法はサンムーンの特別体験版をダウンロードし、一通り体験版の内容をクリアするとサンムーン本編に送ることができます。
メガシンカのような現象は「きずなへんげ」という特性になっており、敵を倒せばサトシゲッコウガに変身します。能力の上昇は上のスクリーンショットの通りですが、攻撃面が強化され、素早さも底上げされています。逆に防御面は据え置きです。なので、一種のメガシンカととらえてよいものだと思います。
なんとこのゲッコウガ親がサトシで、体験版ではサトシから来たと思われる手紙があります。因みにアニメ本編では最後にサトシとゲッコウガは別れてしまいます。ゲッコウガの別れのシーンは必見で、これを見た後にサトシゲッコウガを引き取ると感慨深い気持ちになります。気になるようでしたら、是非とも見てください。
注意すべきなのは、まずこのゲッコウガはLv36なうえに親が他人なので、当然冒険が序盤だと言うことを聞いてくれません。ゲッコウガが言うことを聞くようになるのは第2の島の大試練クリア後です。
さらに、このゲッコウガを預かり屋(育て屋みたいなもん)に預けても、タマゴが発見されません。いわゆるギザ耳ピチューやお着換えピカチュウと同じ扱いだと思ってください。

マギアナ


昨年の映画の主役となったポケモン。前説明したと思いますが、マギアナはサンムーンでの幻のポケモンとなります。
マギアナの入手法は去年の映画の入場特典で付属する、マギアナのガオーレディスクについているQRコードを読むと入手できます。(何言っているかわからなければググってください。)
能力は鋼・フェアリーらしく、特攻が高く防御面も優秀ですが、素早さが低いです。専用技のフルールカノンは威力130もあるフェアリー技ですが、技が命中すれば特攻がガクッと下がってしまうもの。要するにオーバーヒートのフェアリー版です。特性のソウルハートはポケモンが瀕死になるたびに特攻が上がるというものです。
気づいた人もいるかもしれませんが、通常劇場配布のポケモンは親が「えいがかん」という他人ですが、今回はなんと自分が親になることができるのでいうこと聞かなくなるということはない。ただし、残念ながらマギアナを正式に入手できるのは殿堂入り後となる。

ネクロズマ


ウルトラビーストを捕まえると出現する正体不明のポケモン。サンムーンにおけるレックウザポジションのポケモンであり、戦闘BGMはルナアーラのものと同様のものがかかる。
クレセリア以来の単エスパータイプの伝説ポケモンで、能力は特攻がべらぼうに高く、物理面も高水準。反面特防と素早さの低さが目立つ。専用技のプリズムレーザーは威力が150もあるエスパー技ですが、技が命中すれば反動で1ターン動けなくなる。要するに破壊光線のエスパー版である。特性のプリズムアーマーは、効果抜群のときのダメージを少し弱めてくれるというもの。
明らかにウルトラビーストっぽい見た目だが、ウルトラビーストに似た何かであり、ウルトラボールの捕捉率が効かない。さらに図鑑でこいつの姿を見ればわかるが、後ろから見ると何かで切断された痕があったり、待機モーションで苦しそうにしているような仕草をするため、かなり意味深なポケモンである。
おそらくサンムーンのマイチェンか次回作でジガルデのように真の姿が明かされるのかもしれない。もしマイチェンが出るとして太陽と月に相当するタイトルとしたら、カオス(混沌)になるのだろうか?見た目的にもマッチするし。(旧約聖書では太陽(昼)と月(夜)ができる前は混沌が支配していたという設定。)

チャンピオン防衛戦

従来ポケモンリーグは初めて殿堂入りした後も、何故か現職のチャンピオン(グリーンとかシロナとか)が残っており、撃破するたびに第〜回殿堂入りと刻まれるのである。これについては「いやいやお前、いい加減チャンピオンの座を明け渡せよ」と思った人は数知れずかもしれない。
ところがアローラのチャンピオンはまごうことなき主人公であり、むしろチャンピオンとなった主人公に様々なトレーナーが挑戦してくるという、今までのチャンピオンのポジションを味わうことができる。この要素はチャンピオン防衛戦と呼ばれている。
残念ながらいきなりチャンピオンの座に行くことはできず、ちゃんと四天王全員倒さないといけない。お金稼ぎだと思って四天王を倒しましょう。レベルは60代ですが、殿堂入り後の要素をきっちりやっていれば、こちらもそのぐらいのレベルになっているはず。
チャンピオンの間でチャンピオンの椅子に座ると、ランダムで誰かが来て主人公に挑戦する。戦いたいキャラが来るまでリセットするのもアリ。挑戦するキャラは以下。

ハウ


主人公とたびたび競い合ってきたマラサダ大好きのライバル。防衛線の初回は彼固定である。
実はハウは主人公が選んだ御三家に不利なタイプの御三家(例えばアシマリを選んでいればハウはニャビーを選んでいる)を連れている。有利なタイプの御三家を持つチャンピオンに不利なタイプの御三家を持つライバルが挑戦するという構図は、初代と同じだがポジショニングが逆転しているということになっている。初代からのファンにとってはグッとくるところではないだろうか。

グラジオ


スカル団の用心棒として主人公とたびたび戦ってきたライバルかつリーリエの兄。現在はルザミーネの代理でエーテル財団代表代理を務めている。
手持ちは格闘タイプ弱点が3体いるので、格闘タイプがいれば有利に勝負を進められる。シルヴァディは主人公の連れている御三家に有利なタイプ(例えばアシマリを選んでいれば草タイプになる)に変化しているので、タイプに惑わされないように。

ククイ博士


初回の殿堂入りの際にテスターとして現れた、言わずと知れたポケモン博士。
初回殿堂入りと同じく主人公が選んだ御三家に有利なタイプの御三家(例えばアシマリを選んでいればジュナイパー)を切り札としてもつ。レベルは挑戦者の中でも最高かつ6体ポケモンを持っている(他の挑戦者は5体)強敵。

マーマネ


電気タイプのキャプテン。実はキャプテンの中で主人公に挑戦するのは彼しかいない。
手持ち全部が電気タイプなので地面タイプが圧倒的に有利。ただし、クワガノンは浮遊で地面タイプの技が当たらないので、素直に炎か岩タイプで攻めるとよい。

ハプウ


第4の島の島クイーン。他の島キングや島クイーンが四天王やる中で、それらを破って挑戦してくるあたり島キング・クイーンの中でも実力は高い。
地面タイプの使い手なので、水・草・氷タイプで攻めるとよい。ただし地面と何らかの複合で相性補間しているので、どれか1タイプで完封という訳にはいかない。

マーレイン


元キャプテンでアローラ地方におけるボックスの管理人。マーマネのいとこにあたる。
鋼タイプの使い手かつ、全部炎に弱い(格闘や地面は相性補間されてるポケモンがいる)。が頑丈で一撃で倒せなかったり、アローラダグドリオが炎タイプに一矢報いることができるため注意。

プルメリ


スカル団の幹部。ルザミーネ事件の後スカル団は解散され、現在は一トレーナーとしてやり直し外見も変わっている。
毒タイプの使い手なので、地面かエスパータイプがいると有利。ただし、クロバットとリージョンベトベトンが相性補間されていたり、弱点タイプに一矢報いる技をもっていたりするので油断は禁物。

ザオボー


エーテル財団支部長。ルザミーネ事件の後支部長から平社員に降格するが、本人はすぐに出世するとやる気満々。その出世のために四天王倒してチャンピオンに挑戦するので、すごい執念としか言いようがない。
エスパータイプの使い手で、全ポケモンが悪タイプに弱い。勿論例にもれず悪タイプに一矢報いる技を持っていたりするので、そこは注意。また、彼は催眠術など何かしら準備してから攻撃するタイプなので、それが嫌であれば挑発で変化技を封じてしまおう。
因みに彼は挑戦条件がかなり特殊。まず、エーテルパラダイスで1回彼に勝った後に、毎月1日でないと挑戦してこない。彼と戦いたい場合はDSのカレンダーをいじっても良いが、時間関連イベントが正常に進まなくなるのであまりお勧めはしない。ブログの更新が年明けになってしまったのもこいつのせい。

リュウ


誰だてめ絵他の地方からはるばる挑戦しにきたというトレーナー。ロックシンガーらしい。
ドラゴンタイプの使い手なので、バクガメス以外は氷・フェアリータイプに弱い。但し、例によって氷・フェアリーに一矢報いる技を覚えているため(ry。実は彼の手持ち全てがドラゴン技に弱いのだが、ドラゴン同士のぶつかり合いはリスキーすぎるのであまりお勧めしない。

タロウ


まさかのモブの短パン小僧の挑戦。覚えている人は数少ないかもしれないが、彼は一番最初に「ククイ博士、オススメ技教えてよ!」とククイ博士にねだっていた短パン小僧である。
レベルは挑戦者の中でも一番低いが、ポケモンのバランスはとれておりなめてかからないこと。なお、彼は挑戦者の中でも出現率がかなり低いので、戦いたい場合はとにかく粘ること。

以下、ポケモンサンムーンの個人的な総括です。見たい人だけ、続きを読むをクリックしてください。

総括

始めてから2か月くらいかかってしまいましたが、やっぱり面白かったです。
ジムリーダーがいない地方でどのような冒険をするのか期待と不安がありましたが、期待以上でした。
良かったと思う点は以下。

良かったと思った点
  • ジムリーダーが存在しないからこそ可能になった新しい冒険とストーリー
  • ライドポケモンの存在と秘伝マシンの廃止(ちょっと寂しい気がするが)
  • リージョンフォームがそこまで既存ポケモンを壊さず受け入れられるようなデザインや設定だったこと
  • ウルトラビーストがそこまでポケモンの世界を壊さず受け入れられるようなデザインや設定だったこと
  • チャンピオン防衛戦が楽しすぎる
  • 過去作ポケモンからのゲスト参戦(レッドとかリラとかアクロマとかギーマとか)

  • (毎回のことだが)BGMが良い
  • Z技の絶妙なバランス(あとZ技を放つときの主人公可愛いw)
  • レベルも上がらずお金を取ることもない預かり屋
  • 寄り道要素がポケモン廃人作業を効率化させるものが多い
  • アシレーヌちゃん可愛い
  • 一部のポケモンの特性や種族値変更
  • 強力なフェアリータイプの増加
  • メガガルーラファイアローの弱体化

逆に悪かったなと思った点はこちら。

悪かったなと思った点
  • 十字ボタンで移動できない(スライドパッドの操作のし過ぎでスライドパッドが壊れたという報告多数)
  • 建物や扉の向こうにAボタンを押さないと入れない
  • 意外に着せ替え要素がXYほど充実していなかった(ワンピースや長袖がなかったり、ポニーテールにできなかったり)
  • ライドポケモンが狭いところに入れない
  • 良くも悪くも仲間を呼ぶシステム(せめてポケモンが複数体いるときもいい加減捕獲できるようにしてほしい)
  • なんか狙っているかのような変な鳴き声をするポケモンが多々いる(いやいいんだけど、やりすぎ注意)

  • ジガルデがあまりストーリーに絡んでこなかった
  • ブイズのタイプが増加しなかった(奇数世代のお約束なのか)
  • フライゴンメガシンカ与えられなかった(むしろ今回のメガシンカの設定からして、与えられなかったほうが良いかもしれないが)
  • 黒い図鑑説明(ポケモン同士の食物連鎖とか、メガシンカの説明とか。リアルでいいんだけどね。)

このぐらいかな。
悪い点も多々あれど、良い点のほうが多いので、出来としては80点つけたいと思っています。(あくまで個人的な意見です!!)
ジム無しの世界観やリージョンフォーム、ウルトラビースト、Z技で敬遠せずに、是非ともやってみてください。

そしてネクロズマの件もありますし、今から次回作がどうなるかwktkです。

そんなわけで次回はポケモンの新作かFEのスマホアプリでお会いしましょう。